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2012年8月9日木曜日

お墓参りはありがたい

お盆の季節がやってきた。
東京は1カ月前だけど。

お盆にお墓参りをするのは、自分たちを支えてくれた
ご先祖様が家に戻ってくるため。

ず~~と幼いころ。
アタシはお墓参りと占いを全く切り離して考えていた。
ご先祖様は自分の原点なのに。

そんなアタシがお墓参りは大事だと思ったのは訳がある。

28歳で結婚。即流産。
その後7年間、子どもができなかった。

どんなにほしがってもできない。
不妊治療一歩手前までいった。

赤坂にある豊川稲荷の外には大きな観音様が立っている。
<子宝観音>と言われるそうで月に一度お参りの日がある。
そこに友人と一緒にお参りに行った事もある。

それはある大きな仕事をするために外注先に居た時の事。

  「あ、この子ですよ、子どもが欲しいの」
忙しい時なのに、友人がどなたかを連れてきた。
  「ごめん、忙しいからまたあとでね。」
と、断ったとほぼ同時、
  「うん、あたりまえだよ、子どもできないよ」
その初めてお会いした女性はすかさずそう言った。

驚いたアタシ。

  「なぜ?」
  
  「だって、お墓参り行ってないでしょ??」

そうだった。図星だった。

慣れ親しんだ実家のお墓も、夫のお母さんの実家のお墓も
気軽にお参りに行っていたのに、
なぜか、夫のお墓参りに行った事がなかった。

  「ご主人のお墓参りに行って、妻になりましたって挨拶してきなさい。」

半信半疑で夫に話す。

確かに7年もお墓に出向いていないのはまずいという事になり、
仕事がひと段落してから、のんびりとお墓参りに行ってきた。

丁寧にお墓の周りを掃除して、
お水をやり、
花を活ける。
よろしくお願いします。私たちは家族が欲しいです。
そうお願いしたと思う。

・・・・・2ヶ月後、私は待望の赤ちゃんを身ごもった。

もちろん、そんなに簡単なことではないと思う。

今も不妊治療に苦しんでいらっしゃる方も大勢いると思う。

お墓参りが100%の解決策だとも思っていない。

だけど、考えてみたら、自分たちを見守る一番近しい方々、それがご先祖様だ。
神様や占いの教えを伺う前に
まずはご先祖様にお参りする。
そこから一歩、前に進むことができるような気がする。

よく<ご先祖様が怒っている>という言い方をされる方がいらっしゃいますが、
自分の子孫を脅かすようなご先祖様、きっといないと思うんだよね。
アタシは脅しには毅然と戦う。。。なんちゃって。

自分に繋がる人々を大切にする気持ちが
大事なんだろうなあといつもいつも思うのです。

そんな思いを込めて、今年のお盆はお墓参りしてみませんか?