お盆の季節がやってきた。
東京は1カ月前だけど。
お盆にお墓参りをするのは、自分たちを支えてくれた
ご先祖様が家に戻ってくるため。
ず~~と幼いころ。
アタシはお墓参りと占いを全く切り離して考えていた。
ご先祖様は自分の原点なのに。
そんなアタシがお墓参りは大事だと思ったのは訳がある。
28歳で結婚。即流産。
その後7年間、子どもができなかった。
どんなにほしがってもできない。
不妊治療一歩手前までいった。
赤坂にある豊川稲荷の外には大きな観音様が立っている。
<子宝観音>と言われるそうで月に一度お参りの日がある。
そこに友人と一緒にお参りに行った事もある。
それはある大きな仕事をするために外注先に居た時の事。
「あ、この子ですよ、子どもが欲しいの」
忙しい時なのに、友人がどなたかを連れてきた。
「ごめん、忙しいからまたあとでね。」
と、断ったとほぼ同時、
「うん、あたりまえだよ、子どもできないよ」
その初めてお会いした女性はすかさずそう言った。
驚いたアタシ。
「なぜ?」
「だって、お墓参り行ってないでしょ??」
そうだった。図星だった。
慣れ親しんだ実家のお墓も、夫のお母さんの実家のお墓も
気軽にお参りに行っていたのに、
なぜか、夫のお墓参りに行った事がなかった。
「ご主人のお墓参りに行って、妻になりましたって挨拶してきなさい。」
半信半疑で夫に話す。
確かに7年もお墓に出向いていないのはまずいという事になり、
仕事がひと段落してから、のんびりとお墓参りに行ってきた。
丁寧にお墓の周りを掃除して、
お水をやり、
花を活ける。
よろしくお願いします。私たちは家族が欲しいです。
そうお願いしたと思う。
・・・・・2ヶ月後、私は待望の赤ちゃんを身ごもった。
もちろん、そんなに簡単なことではないと思う。
今も不妊治療に苦しんでいらっしゃる方も大勢いると思う。
お墓参りが100%の解決策だとも思っていない。
だけど、考えてみたら、自分たちを見守る一番近しい方々、それがご先祖様だ。
神様や占いの教えを伺う前に
まずはご先祖様にお参りする。
そこから一歩、前に進むことができるような気がする。
よく<ご先祖様が怒っている>という言い方をされる方がいらっしゃいますが、
自分の子孫を脅かすようなご先祖様、きっといないと思うんだよね。
アタシは脅しには毅然と戦う。。。なんちゃって。
自分に繋がる人々を大切にする気持ちが
大事なんだろうなあといつもいつも思うのです。
そんな思いを込めて、今年のお盆はお墓参りしてみませんか?